親子で“色の見え方”を考えられる本。
こんにちは。虹色の学校 東京校です🌈
不定期で色にまつわるおすすめの絵本や本を紹介しています!
今回ご紹介するのは、志津栄子さんの最新作
『ぼくの色、見つけた!』
実はこの本、書店でタイトルを見た瞬間にスルーできませんでした。笑
「ぼくの色、見つけた!」なんて、まさに虹色の学校にぴったりの言葉。
9歳・小学校4年生の息子も色に興味があり、私のワークショップを手伝ってくれることもあるので、この夏にぜひ読んでもらいたいと思い、購入しました!
物語の主人公・信太朗は、トマトの赤が区別できなかったり、肉の焼き加減がわからなかったりする中で、色覚のちがいに気づきます。
まわりから理解されずに自信を失っていく信太朗。
けれども新しい先生との出会いを通じて、
「自分の目で見る世界」に少しずつ前向きになっていく姿が描かれています。
さらにこの物語には、心温まる友情や、母親の不器用ながら深い愛情、おじいちゃんの偉大さなど、家族やまわりの人との関わりが丁寧に描かれています。
色覚のちがいというテーマを超えて、人とのつながりの尊さを感じました。
とても心温まる本です。
そして読んでいて、私自身も“母親の気持ち”に共感する部分がありました。
10歳を前にした息子を見守る中で、徐々に「子離れ」を意識するタイミングに差しかかっていること。
そして同時に、「親である前にひとりの人間として、自分の人生も大切にしていきたい」という想いが自然と湧いてきました・・・!!
子どもだけでなく、大人にとっても心を映す鏡になる一冊だと思います^^
“見えている世界のちがい”をどう理解し合うか
息子とも一緒に話すことができました。
周りに寄り添ってくれる人の存在がどれほど大きいか。
家族や友達の愛情が自分を支える力になること。
を、子どもなりに感じたようです!!
虹色の学校が大切にしている「ちがいを知り、互いに尊重すること」。
そして「色を通して人とつながること」。
そんなことも改めて思い返させてもらいました。
皆さんにも、ぜひおすすめしたい一冊です✨
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